学習障害(難読)の克服には、音読
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学習障害の克服には、現在のところ音読(おんどく)しかない。
音読とは印刷物などを声に出して読むと言うことである。
これを毎日根気よく続けることである。
一番いいのは毎日、新聞や雑誌を声を出して読むことである。
これはボケ防止などによく使われる方法である。
難読とは文字は見えるが、意味が理解できないと言う場合が多いわけだが、文字を音に変換できないのが原因であるとされる。
だから文字と音をつなぐトレーニングが有効なのは当然だ。
ただし小学生の場合、新聞を読むこと自体難しいので、漢字に全部ルビが振ってある教材を探さねばならない。
漢字にルビが振ってあるというモノを身近で探すとなると、マンガと学習雑誌ということになる。
これにはほとんどルビ(よみがな)が振ってある。
小学生用の国語辞典や漢字辞典、図鑑などもルビがふってあるから、これを声に出して読む。
小学生の時は無理だったとしても諦める必要はない。
というのも脳の発達が遅れているだけの場合も多く、中学生の年齢になったら、小学生向けの本などを読む練習をさせれば良い。
まんが、小学生新聞の音読
全国紙では毎日新聞と朝日新聞から小学生新聞が出ている。
月二千円弱だ。
中学受験の時事問題対策に、これを取っている家も多い。
小学生新聞は小学校3年生から読める新聞で、広告以外はほとんどの漢字にふりがながふってある。
これを毎朝すこしでも音読させる。
わからない言葉が出てきたら辞書で調べさせる。
新聞が面倒ならマンガでもいい。
マンガの場合は必ず絵があるので、言葉の意味を調べなくても分かる場合がある。
また任天堂DSからは読みトレというソフトも出ている。
こちらは小学校3~4年生レベル。
とにかく文字と音声を結びつけるトレーニングを根気よくやることだろう。
週に2~3度でも、6週間くらいやればだいぶん違うはず。