落ち着きがない、好き嫌いが激しい、忘れ物が多い
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学習障害・発達障害の関連動画の紹介です。
今回は日本テレビ「世界仰天ニュース」の片づけられない女性として紹介されたリエさんのケースです。
(※動画は一番下)リエさんの場合は、子供の頃、国語や漢字は100点だが、算数は全然ダメ。
授業中に「おしっこ!」と叫んで教室の外に飛び出して、なぜかブランコで遊んでいたりしたという。
なので出入り口の反対側の窓際に座らせると今度は窓の外ばかり見ていて先生に注意される。
廊下側に座らせると他の教室の先生の声が聞こえて、他のクラスの授業に聞き入ってしまう。
先生の目の前に座らせると、先生の目の前にも関わらず後ろを振り向き、後ろの子供に話しかけたりイスで遊び始めたりする。
要するに先生からのプレッシャーのストレスを解消しようとして、そう言うピエロ的なことを始めるって事らしい。
結局後ろの席に座らされるが、好き嫌い、得意と苦手の差が激しく、「やれば出来る子なのに」と怒られる。
で、苦手科目の算数の授業時間に、得意の地理の勉強に励んでいたりする。
アスペルガー症候群の特徴としては、
- 特定のモノに異常に執着する、
- 時間通りでないと気が済まない
- 興味のないことは全くやらない
- 他人の気持ちなどを察することが出来ない
片づけないのは必要がないから?
片づけられないリエさんのケース。
リエさんはまた忘れ物の常連で、提出物はことごとく忘れていき、親が学校に届けると「しつけが出来ていない」と諭される。
親から怒られるとやろうとは思うのだが、すぐに他の面白そうなことに気を取られてしまう。
机の中にいろいろ詰め込み、それも怒られる。
部屋の中もなかなか片づけられない。
何をどう片づけて良いのか、さっぱりわからず、そのうちまた他のことに気を取られてしまう…という状態。
まあ基本的に「片づける」というのは、モノがあふれて何かをするときに邪魔にならない限り必要がないことだ。
リエさんも足の踏み場がなかったら片づけたと言うことなので、実はある意味正常な行動ではあるんですが。
私の大学の後輩にも広い10畳くらいの部屋なのに、足の踏み場もないような状態にしているヤツもいました。
私も仕事先では整理整頓をしっかりやっていますが、自分の部屋は滅多に片づけないので、きれいに片づけるには、片づける事による何らかのベネフィット(利益)が必要なんだと思います。
ただリエさんの場合は「何を捨てて良いのかわからない」「片づけ方がわからない」という問題もあったようですが。