学習障害とは?
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アメリカの連邦合同委員会の定義では、
- 学習障害とは、聞き話し書き推理する能力・算数の能力を取得したりするのが著しく困難な、さまざまな問題群の呼び名である。
- そのような問題は生まれつきの中枢神経の働きの障害によるものと考えられる。
- 学習障害は他のハンディキャップ(たとえば感覚の障害・精神遅滞(知的障害)・社会性や情緒の障害など)や不適切な環境(文化的な違い・望ましくない教育など)からも生じるが、そのようなハンディキャップや環境から直接生じるものではない。
学習障害は、全体的な能力で劣っているのではないので、訓練次第では高校、大学への進学も可能である。
学習障害とはどのようなもので、どういう対処法があるかを知り冷静に対処しよう。
何度も書くが学習障害は異常とは言えない。
社会が難しすぎることを要求しているだけなのだから、すんなり理解できる方がすごいだけだ。
難読症とは?
難読症とは学習障害の一種だ。
学習障害の多くが、これに関係しているらしい。
失読症・ディスレクシア・識字障害・読字障害ともいう。
難読症とは、一般的な学習能力に特に異常がないにもかかわらず、書かれた文字を読むことができない、読めてもその意味が分からないといった状態だ。
程度の差やパターンは色々あるが、これらをひとくくりにして「難読症・識字障害・ディスレクシア」などと呼んでいる。
文字と意味両方ともそれぞれ単独には理解できているのに、それがつながらない…というのが良くあるパターンであるが、その他にもいろんなパターンがある。
また思った言葉を正確に文字に表すことができなくなる「書字表出障害」や、簡単な計算ができない「計算障害」を伴うことも多い。
勉強が極端にできない、あるいは特定の科目だけ、特定の分野だけ全くできないといった状態も、学習障害に入る。
もともと読み書きそろばんといった基本的なリテラシーが、全ての人間に習得可能であるかどうかは、非常に疑わしいことである。
だから難読症が果たして異常なのかどうかは疑わしい。