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聴覚過敏でトイレの水も流せない

アスペルガー症候群・高機能自閉症では、過敏症が同時に起こることが多いようだ。

 

味覚過敏だったリエさんは、同時に聴覚過敏(ちょうかくかびん)でもあった。

 

聴覚過敏というのは、特定の音が聞こえすぎて気持ちが悪くなる状態だ。

 

そのせいでリエさんは水を触るのが極端に怖かったという。

 

というのも水がポタポタ落ちる音が嫌で、ぞうきん掛けもぞうきんが絞れない。

 

トイレで水を流すのも苦手で少し離れてでないと流せない。

 

女性というのは男性の1.8倍聴覚が敏感だと言うから、おそらくものすごい音に聞こえていたのだろう。



 

そしてまた周囲の物音が良く聞こえすぎるため、小学生の時は廊下側の席に座ると、他の教室で行われている自分の好きな科目の授業の勉強をしたりしていたという。

 

また電車の駅のアナウンスが苦手で、大学は乗り換えのない自分の家から近い大学を選んだという。

 

大学生時代もやはり聴覚過敏があって、友達と喫茶店で話していても、すぐに耳が他のお客さんの方に向いて、気が散ってまともに話が出来なかったらしい。

 

一般の人の場合、こういう「生活雑音」が気になるというのは、自分の名前や自分に関連のある人の名前が出たときなのだが、聴覚過敏があると、色んな声が勝手に頭の中に入ってきて、それに一々脳が反応してしまうらしい。

 

考えただけでも疲れ果てそうな厄介な状態だね。


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